民間「産後ケアホテル」平均14泊の人気 公的ケア利用できぬ事情も

有料記事

石川春菜
[PR]

 神奈川県横須賀市。葉山の海を望む高台に、日本最大級の産後ケアホテル「マームガーデン葉山」がたつ。

 昨年12月にオープンした。部屋数は37室。赤ちゃんは24時間いつでも預けられ、助産師や保育士といったスタッフに相談しながら、授乳や沐浴(もくよく)を進められる。

 岩盤浴やエステを利用できるなど産後の体を癒やすことにも力を入れ、夫や子どものきょうだいが一緒に泊まることもできる。

 1泊4万2千円からと気軽に利用できる価格ではないが、オープンから8月末までに、約600組が利用した。利用者は平均して14泊滞在している。半分ほどは産院を退院してからそのまま宿泊するが、生後3カ月未満までは利用できる。「安定期」を迎える妊娠5カ月ごろから予約する人が多いという。

 第1子を出産したばかりの東…

この記事は有料記事です。残り2010文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年10月5日6時56分 投稿
    【視点】

    産褥期の体が回復するまで、産後約1カ月は、昔から上げ膳据え膳っていったくらいで、そこでしっかり静養しないといけないというのがかつての常識だったはずです。そこでしっかり体力を回復しておかないと、その後の育児生活でもずっとダメージを引きずったま

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    岡崎明子
    (朝日新聞デジタル企画報道部編集長)
    2022年10月1日18時43分 投稿
    【提案】

    この記事に出てくる女性のように、私も高齢出産で、しかも実家への里帰りはしませんでした。 入院中は3食出てきて、母子同室とはいえ赤ちゃんの世話も看護師さんと一緒なので、お祝いに来てくれる友人とにこやかに話しながら過ごせました。 産後の本当

    …続きを読む